里山

四手井綱英、京都大名誉教授が亡くなった。97歳。

私は直接お会いしたことはないのだが、ある意味、今の我々の活動の原点とも言えるかもしれない。

京都帝国大学農学部を卒業 、山林局(現、林野庁)に勤め、国立林業試験場長、京都大学名誉教授、日本モンキーセンター所長、京都府立大学学長、京都府立大学名誉教授と歴任された方である。

著書には、『森林の価値』『もりやはやし』『日本森林誌』『日本の森林 国有林を荒廃させるもの』『山と森の人々』『山と森と人生と』『森林(ものと人間の文化史)』『言い残したい森の話』『森林はモリやハヤシではない―私の森林論』などがある。

そして、氏は、現在の意味としての『里山』という言葉を初めて使った人でもある。

文献上、最初に『里山』という単語が使われたのは、1759年6月に尾張藩が作成した『木曽御材木方』という文書においてであるが、当時は単に住宅に近い山のことを指していた。

現在では、様々な場面で四手井氏的使い方の『里山』という単語が使われており、我々の活動に於いてもこの言葉以外では言い表せない場面も少なくない。

氏の97年間の里山人生は我々の活動にも繋がっているのである。

合掌

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