平成21年第1回過疎問題懇談会

5月26日に総務省で『平成21年第1回過疎問題懇談会』が開催され、先日、その議事録が公開されました。

早稲田大学の宮口学院長を座長とするこの懇談会では、これまでも非常に有用な議論がされていて、集落支援員の様に、その中から既に制度化されたものもあります。

26日の懇談会でもとても田舎にありがたい議論がされていたようです。意見の一部を紹介すると…

「地域づくりにおいても、一定額の収入が求められており、それを確保するための助言・助力が必要である。過疎地域の独自のビジネス観というものがあって良い。」

「過疎地域は、広大な地域を少ない人数できちんと管理するという役割を担っている。」

「過疎地域の『再生・活性化の取組』という記述は、過疎地域には、都市部での生活スタイルとは違う生活スタイルがあるということを明確に述べていて、画期的である。過疎地域と都市部とでは生活スタイルが異なっている。したがって違った活性化のやり方が必要である。」

「過疎地域が保全されることにより、都市部は恩恵を受けている。したがって都市部は応分の負担をする、全体で担うという発想は盛り込むべき。」

「過疎地域の子どもへの教育と同時に、都市部の子どもに過疎地域が担っている役割を教育することが重要である。」

「過疎地域は人間的教育力を有している。修学旅行などで生徒や学生が過疎地域にしばらく滞在するだけで、大変良い時間を過ごして帰る。その基本にあるのは、そこに人が直接『土』を使う暮らしがあるからである。」

「過疎地域は、単に都市の若者等を地域社会の新たな担い手として受け入れるだけでなく、長期的な視点からビジネスとして地域資源を活用できる新たな人材も必要である。」

「今後、地域に新しい農林業が生まれ、森林や農地を守るNPO的な団体も生まれてくる。それらを都道府県レベルで束ねてサポートしていくことが非常に大事である。」

等など…

この懇談会は中央で行われているのに、よく地方のことを理解されているなぁといつも感じるのである。

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