国に盾つく不良

中央官庁から『国に盾つく不良』と批判された町がある。

福島県東白川郡矢祭町。

市町村合併をしない矢祭町宣言。住基ネットへの不参加表明。

国に盾ついたことにより、地方交付税は40%削減されたが、先を見据えた経費削減、企業誘致などによりそれを乗り越えてきた。

2003年3月14日、健康上の理由などから根本良一町長は引退表明をしようとしていた。

ところがそれを知った消防団員や民生委員らが町長室に押し掛けて「町長が辞めたらオレも法被を脱ぐ」「私も辞めさせてもらう」と口々に引退を翻意するよう迫った。さらに続いてなだれ込んできた町のおばちゃんたち100人ほどが「辞めるなんて言わないでください」と涙ながらに訴える。

根本町長が「辞めることは妻と約束したから困る」と言うと、だれかが町長夫人を家から連れてきて、午前10時の議会開会の時間になっても、町長の服を掴んで離さなかった。

ようやく辿り着いた議場は傍聴者で超満員だあり、4人の議員が緊急質問に立ち、だれも引退を認めようとしない。こらえきれなくなった根本町長は、涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら「任期途中で倒れるかもしれないけど、行くところまで行く」と引退の意思を撤回した。傍聴席からは「バンザイ」の歓声が沸き起こった。

翌月の統一地方選挙で5期連続の無投票、6期目の当選となった。

なんとも熱い話である。

7月9日。その矢祭町の元町長根本氏の講演が夕張市で開かれる。

詳細は『自治体政策研究所』のホームページを…

http://jichitai-seisaku.com/

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